アファメーションは守破離

アファメーション(Affirmation)とは、自分に対する肯定的な断言のことです。アファメーションのやり方に関する情報は、ネット上に溢れるほどありますね。ところが「アファメーションに効果はなし!」という声も多数挙がっています。

アファメーションは「自己暗示」です。

先入観のない真っ白な状態であれば、繰り返し聞くことで浸透していきますが、すでに何かしらの知識や思い込みが入っているところへの「上書き」となると、潜在意識から「それは違う!」と抵抗が入りやすくなります。

実際、私もうまくいかないときがありました。

そこで今回は、潜在意識の抵抗を生まないように工夫したアファメーションのやり方についてご紹介したいと思います。

私は「守破離」にそって、順にアファメーションの精度を上げていきました。

Point

◆ 守破離とは

◆ 潜在意識の抵抗をうまないために工夫する点 

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守破離とは

守破離とは、武道や芸道における、学びの在り方を示した思想です。

ものごとの「いろは」がわからない状態のときは、すでにある知識にならって実践します。そこで基本を習得してから、徐々に自分の色を加え、自分らしさ、つまり「オリジナル」の割合を増やしていくという方法です。

その流れにそって、アファメーションのやり方をみていきましょう。

  • 守・・・すでにある型を守る
    ネットなどで紹介されている例文の中から、自分の願望に近いものを選ぶ
  • 破・・・自分に適した型にカスタマイズ
    実際に唱えてみて、抵抗を感じるか否かを検証し、 抵抗があるなら表現を修正する
  • 離・・・完全オリジナルの新たな型を生む
    自分の言葉で宣言文を作り、録音した自分の声と効果音で音源化する

守】型を守る

初心者がいきなり完全オリジナル【離】に向かうのは、ハードルが高すぎます。なぜなら、効果的なアファメーションのやり方には肯定表現、完了形など、さまざまなルールがあるためです。

ネットの中にはアファメーションに精通している方が多数いらっしゃいますので、まずは、自分の願望に近い内容の文例を数点えらびましょう。

初期の頃は、アファメーション(理想の姿)と現実との間にギャップがあり過ぎて、唱えれば唱えるほど、違和感を覚え、気分が下がっていきやすいものです。これは「安定」を望む潜在意識が、現状維持させるために意識をコントロールしているためであり、自然な営みです。

ここで大切なことは、急激な変化が訪れると潜在意識に感じさせないよう「段階表現」でギャップを埋めること。これが次の【破】になります。

アファメーションは、スモールステップで少しずつ慣らすのがちょうどよいようです。

【破】カスタマイズ

アファメーションは言語ですから、唱えていると「解釈」が入ります。

しかも、現実と関わっている「合理的な意識」が行うため、現実とかけ離れていると「違う」「無理」などの抵抗を生じやすいのです。そこで、間にステップを設け、その言葉になじめるようになったら、次へ進んでみたのです。

私は人生を望みどおり生きています(理想)
私は人生を望みどおり生きつつあります
私は人生を望みどおり生きているかもしれません
私は人生を望みどおり生き始めています
私は人生を望みどおり生きていません(現実)

先にも述べましたが、意識は合理的です。

つまり「理由」を求めてしまうのですね。「○○があったから、理想の状態になれる」この○○を探してしまうのです。

そこで「なぜだかわからないけれど」という前置きを入れるのもおすすめです。

例)なぜだかわからないけれど、私は毎日豊かになっています

ものごとに合理性を求める傾向が強かった左脳派の私も、このような表現の修正によって、現実と離れた未来を心地よく耳に入れられるようになりました。

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【離】完全オリジナル

しばらくは【破】の段階を繰り返します。この頃には、アファメーションのコツが身についてきますので、最後は、自分の内側から浮かぶ言葉で、独自のアファメーションを作ることをおすすめします。

ニュアンスは同じでも、自分がふだん選ぶ言葉は微妙に違いますよね。公開されている例文は、多くの方に適用できるようにと、標準的(無難)な表現を選んでいると感じます。

たとえば私の場合でいうと、この表現がしっくりきませんでした。

私はそのままで素晴らしい存在です

「素晴らしい」という言葉の曖昧さや、普段使わない語彙のため、どのような自分の姿なのかイメージできなかったのです。

そこで、このように変えました。

私はそのままで十分価値がある存在です

当時は自分の価値に不安を抱いていたこともあり、私の内側から出たこちらの表現の方がすっと染み込んでいきました。大切なのはその姿をイメージできること。あなたが望むことを言語化した方が、潜在意識に入りやすいと思います。

それを 自分の声で録音し、リラックスできる好きな効果音と組み合わせて音源化 (MP3)。

もともと音声学習との相性がよかったため、音源化すればより浸透する気がなんとなくしただけなのですが、これがとてもうまくいきました。

聞き流せるため、おすすめです。

最後に・・・

私がアファメーションの効果を強く感じられたのは、セルフイメージの書き換えです。

私の仕事は一期一会であることが多いため、相手のタイプを予測することはほぼできません。

そのため、以前は仕事の成否(=自分の価値)を、相手の反応に委ねていたのです。

それが今では気にせず、初めて会う方々の前でも、自分らしく表現できるようになりました。結果として、その方が高いパフォーマンスにつながることもわかりました。

アファメーションの効果は、一朝一夕で得られるものではありません。

聞き流していたCMのコピーや歌を、知らないうちに覚えているのと同じで、気づいたら、自然とそうなっているもの・・という表現がふさわしいと思います。

すぐに効果が出ないと焦らずに、守破離にしたがって、潜在意識が抵抗しない、あなたにふさわしいアファメーションのやり方を発見し、続けて下さいね。

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