心の平和を乱すのは、真実ではない思考を握りしめているから。

決めつけていたことが、勘違いだと気づく方法の一つとして、「問い直し」のワーク をご紹介しました。

参考:思い込みをなくす方法【1】信念(決めつけ)の勘違いに気づく

引き続き、上の記事でご紹介した書籍を参考に、今回は「置き換え」のワークをお伝えします。

主に、人間関係に対する思い込みに悩まれている方への内容です。

探すのをやめたとき愛は見つかる(バイロン・ケイティ著)

人間関係において、相手の言動に不満を抱く背景には、「相手に対する期待」が見られます。

そこで、自分を苦しめる原因となる、「相手はこうあるべき」という思い込みを緩めるため、新たな視点を与える。

これが、ワークの目的です。

Point

◆ なぜ置き換えなのか

◆ 置き換えの方法

◆ 投影や愛の偏りが関係

 ※この記事は3分で読み終えられます

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思考のバランスを取る

思い込みが激しくなる原因のひとつは、思考の「極端な偏り」です。

自分が信じている考え以外を排除してしまうため、視野がとても狭くなっています。

ところが、宇宙の法則でお伝えしたとおり、この世界はすべてにおいて陰陽セット。

参考:宇宙の法則とは具体的に何か?潜在意識や引き寄せの法則との関係

人間の身体・精神だけでなく、自然環境や社会においても問題が起こるのは、秩序が乱れた(バランスが崩れた)ときです。

思い込みによる苦しみは、思考のアンバランスによって引き起こされたものです。

したがって、「思考を置き換えること」は、「思考のバランスを取り直すこと」と、言い換えることができます。

置き換えの方法

それでは、具体的な方法に触れていきますね。

置き換えには、「状況」の置き換えと、「立場」の置き換え があります。

恋人の言動に対して、「相手は自分を大切にしていない」と思い込んでいるケースを、例に挙げて説明しましょう。

状況の置き換えには、以下の2つがあります。

  • 否定的に思い込んでいる状況を、肯定的な状況に置き換える(A)
    相手は自分を 大切にしていない → 相手は自分を大切にしてい
  • 強制している思い込みを任意に置き換える(B)
    相手は自分を 大切にしなければならない → 相手は自分を 大切にしなくてもいい(お任せ)

続いて、立場の置き換えは、こちらの2つです。

  • 相手を自分に、自分を相手に置き換える(C)
    相手 は 自分 を大切にしていない → 自分 は 相手 を大切にしていない
  • 相手を自分に置き換える(D)
    相手 は 自分を大切にしていない → 自分 は自分を大切にしていない

置き換えたあとは、それを証明できる出来事を3つ以上書き出します。

【状況の置き換え(A)「相手は自分を大切にしている」の場合】

  • 相手は、自分が落ち込んでいる時、黙って話を聞いてくれた
  • 相手は、自分の誕生日に、仕事で忙しい中、時間をとって祝ってくれた
  • 相手は、自分の体調を気遣う言葉をかけてくれた

証明できる事柄は、その方によって異なります。

また、「絶対にそうだ」といえるかどうかなど、確実性にはあまりこだわらないで下さい。

(こだわることは、逆効果となります)

ご自身の中で、自然に浮かんだことを、そのまま素直に書き出して下さいね。

投影に気づく

このワークは、一方のみに偏った視点を、他方から見直すことで、思考の均衡を図るものです。

状況の置き換えでは、満たされない経験一色の状態から、満たされていた経験を思い出すよう、視点をシフトします。

不満を感じるのは、不満だと思えることしか見ていなかったから。

実際には、同じだけの量、満たされていることもあるのです。

それを「見ようとしていなかった」ことに、気づいて下さいね。

立場の置き換え(C)では、相手が自分にしたと思っていたことを、自分も相手にしていたと気づきます。

つまり、「自分の中にも、相手と同じ要素があった」ということです。

これは、心理学でいう「投影」ですよね。

相手は自分の鏡

このように、自分が見ている相手は、自身にある要素を、そのまま映し出した姿なのです。

参考:「相手は自分の鏡」という名言の意味|心理学の投影で説明できる? 

また、別の角度から見れば、波動の法則によって、同じ者同士が引き合った結果とも言えます。

さらに、立場の置き換え(D)では、内省に重要な示唆を与えています。

相手が自分にしたと思っていたことは、「自分が自分にしていたこと」

つまり、相手が大切にしてくれないと言う前に、自分が自分を大切にしていなかった。

そこに、すべての根源があると、教えているのです。

愛の理論 でいうなら、「自分への愛」が不足していたために、外から「受け取る愛」に偏っている状態ですね。

参考:真実の愛なんてない?愛の定義は複数あり循環させるもの

まとめ

激しい思い込みという思考の偏りは、宇宙の秩序からそれた姿です。

それが、不適応というアンバランスを生んでいました。

ご紹介したワークは、偏った思考を反対へ置き換えることによって、全体のバランスを取り戻すことが目的です。

具体的には、状況の置き換え、立場の置き換えの2つ。

状況の置き換えでは、否定的な状況に注目していたが、本当は同じだけ肯定的な状況も得ていたこと。

立場の置き換えでは、相手と自分には同じ要素があるという「投影」と、自分への愛が不足しているために、他人から愛を得ようとしていた「愛の偏り」。

これらに気づくことが出来たと思います。

また、自分が自分を扱うように、他人は自分を扱う という原理原則を、改めて知る機会にもなるでしょう。

他人から大切にされたいならば、まず自分が自分を大切にすることです。

思い込みを一気になくすことは、難しいかもしれません。

「そうかもしれない」と思うだけで、あなたのエネルギーの流れを遮っていた堰は、切れ始めます。

気づくことが大切 なのです。 

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