恋愛関係は、親子関係にならぶ、難易度の高い学びであると思います。

この世界は、「違い」を認め、受け容れる経験をつむ場。

加えて、男女には、性差 がありますからね。

それにともなう 価値観 の相違、さらには、理性を奪うほどのパワーをもつ、情愛 の存在。

こうしたことが、恋愛を、愛を湧かせる場 から 苦を与えられる場 へと変えていくのかもしれません。

男性を理解できない女性

女性を理解できない男性

理解できないことが喧嘩を生み、相手の言動にイライラする原因にもなる。

つまり、男女の違いをあらかじめ理解していれば、回避できる問題もあるということになります。

今回は、関係をこじらせる要因になりやすい3点から、男女の違いをまとめました。

Point

◆ 喧嘩やイライラする原因

◆ 男女の大きな違い

◆ 恋愛に必要なこと

 ※この記事は4分で読み終えられます

理解できないことがストレス

「脳は空白を嫌う」という言葉を、耳にしたことはありませんか?

脳は「なぜ?」を生んだ瞬間に、答えを探し始めます。

そして、答えが出るまでは、「わからない」というストレス状態が続きます。

私たちは、無自覚にストレスを抱えているのですね。

以前、こちらで、コミュニケーションにおける配慮には、三つの段階があると説明しました。

  1. 自分がされて嫌なことを相手にしない
  2. 自分がされて嬉しいことを相手にする
  3. 相手がされて嬉しいことを相手にする

他人を理解しようとするとき、私たちは、1や2のように、自分基準 で考えがちです。

そこには、「自分がそうだから相手もそうにちがいない」という、思い込みがあります。

ところが、予想したとおりの反応を、相手が示さない、場合によっては、期待した反対の結果になる。

そんなことが、起こりますね。

また、「愛があるならこのような言動になるはず」という信念も、相手には通用しないことが、度々あります。

「なぜ、あなたはそうなんですか?(私は違うのに)」

理解できないと思い始めると、ささいな言動にも、わざわざ立ち止まって深く考えてしまいがち。

気持ちのズレは、同性同士でも起こり得るものですが、異性同士のそれは、同性に比べて大きくなりやすいものです。

そのため、3のように 相手基準で考える ことが、恋愛では特に、必要となります。

存在する世界が違う

男女の違いを表した本は、多数あります。

その中で、私が名著だと感じるのは、こちらです。

有名な書籍ですから、すでにご存知の方も多いでしょうね。

ベスト・パートナーになるために(ジョン・グレイ)

「男性は火星から、女性は金星からやってきた」

サブタイトルどおり、男性と女性は存在する世界そのものが違う、といった内容です。

細かくいえば、男性性や女性性の割合や、表出する傾向によって、捉えられる男女の性質は異なります。

けれども、男女の違いを大局的に見るならば、十分参考になると思います。

男性と女性の大きな違い

ここからは、恋愛において、理解したい男女の違いについて、具体的に述べていきます。

取り上げるのは3点。

  1. 自己価値の形成
  2. コミュニケーションスタイル
  3. 困難なときに望むこと

1.自己価値の形成

男性であっても、女性であっても、自分に価値を感じたいという思いは同じです。

その自己価値を、他者から与えられる「何」によって形成するのか。

ここに、男女の違いが出てきます。

それぞれを一言で表すと、以下のとおりです。

男性・・・優れていると認められること
女性・・・大切に守られること

ヒーローでいたい男性

男性には、「狩猟本能」があります。

自身が外で活躍することによって、大切な存在を守れることに、誇りを感じるのです。

優れているとは、能力の高さだけでなく、逞しさ・頼もしさ・力強さなども含みます。

女性に比して、男性の方が競争意識が強かったり、仕事の成果にこだわったりするのは、自己価値に直結するからです。

何歳になっても、「すごいオレ」「かっこいいオレ」「デキるオレ」を感じたいのが、男性です。

男児が、正義の味方に憧れるのは、多くの人を守る「ヒーロー」に、自分の願望を重ねているからでしょうね。

プリンセスでいたい女性

それに対して、女性にあるのは「保護本能」です。

保護には2つの意味があります。

一つは、男性から守られる、つまり大切に扱われること(保護される)。

もう一つは、子どもを産み育てていくこと(保護する)。

これら「保護」に関することが、女性にとって自身の価値を感じられる点です。

恋愛において、強く表れるのは前者です。

また、視覚を重視する男性に選ばれるため、「美」への関心度合いは女性の方が高くなります。

女児がきれいなドレスを着たお姫様に憧れるのは、注目される美しい存在でありたい という願望かもしれません。

芸能人で、売れてくると垢抜けるのは、男性より女性の方が顕著ですね。

これは、他者から注目されることによって自己価値を高めた、非常にわかりやすい例だと思います。

また、女性が「お姫様抱っこ」にキュンとなるのも、男性から大切に守られていると感じるからなのでしょう。

2.コミュニケーションスタイル

次はコミュニケーションです。

恋愛において、コミュニケーション上のすれ違いは、喧嘩やイライラの原因となるものですね。

コミュニケーションの目的が、男女の間ではこのように違います。

男性・・・情報伝達メイン
女性・・・関係構築メイン

男性は「共有」できれば、基本的に満足します。

要は伝えたいことが、相手に伝わればそれでいいのです。

男性は必要なときにしか連絡してこないことが多いですし、ラインやメールの返信も短くてあっさりしていますね。

ところが、関係性を重視する女性は、コミュニケーションに「共感」を求めますので、そのような無機質なやりとりには、不安や不満を覚えてしまいます。

通じあいたいのは、「情報」ではなく「心」だからでしょう。

また、情報伝達の場合、最後には必ず「完了」します。

よって、完了しない(着地点のない)話に、男性はどう対応したらよいのか戸惑ってしまうのです。

たわいもない話を、「無意味」と考えるのは、それが理由なのでしょうね。

けれど、女性にとっては、関係を維持するためのコミュニケーションです。

この辺りにも、男女の違いが見られます。

そうならば、相手に合わせたコミュニケーション を意識してみませんか?

男性はもう少し共感的に受け取り、女性はもう少し論理的に伝えてみる。

こうした 歩み寄り が、心地よい関係につながるのではないでしょうか。

困難なときに望むこと

最後は、一方が困難な状況に陥ったときの態度です。

恋愛でも結婚でも、常にお互いが順境であるとは限りません。

富めるときも貧しきときも 病めるときも健やかなるときも

結婚式の誓いではありませんが、困難なときこそ支え合いが大切になります。

ところが、男性と女性では、望む「支え方」が異なるのです。

男性・・・放任してほしい
女性・・・干渉してほしい

先述したように、男性は「優れていると認められること」に自分の価値を置きます。

困難なときも、自分には乗り越える力があると信じたいのです。

放任とは、無関心になることではなく、本人の裁量に「任せて」そっとしておくこと。

根底にあるのは「信頼」です。

「信じて、待っていてほしい」

これが、男性の望みです。

男性は「猪突猛進」なところがあり、一つに囚われると他のことまで考えられなくなります。

問題解決に集中させてほしいのですね。

そのため、女性が困難な状況の時も、自分と同じように放任が望ましいと考えます。

ところが、女性は「大切に守られること」に価値を置きます。

また、コミュニケーションスタイルが共感ベースのため、苦しい時に放っておかれるのは、見捨てられたに等しい気持ちになるのです。

「どうした」「何があった」「話してみろ」

男性には「詮索」と感じるこれらが、女性には嬉しい「配慮」になるのです。

女性にとって「関心」をもたれるのは、どこまでも重要なこと。

「心配して、声をかけてほしい」

これが、女性の望みです。

最後に・・・

男性と女性の違いを、自己価値・コミュニケーションスタイル・困難時の要求態度という3点から見つめました。

女性性の強い男性や、男性性の強い女性の場合には、一致しないこともあります。

そのような傾向にある、という程度にご参考ください。

性差を越えて、互いを理解し受容する

そこまでには、苦しみに遭遇することもありますが、それを補ってなお余りある感動を味わえる。

これも、恋愛の醍醐味だと思います。

情愛の強さは、そのまま期待の高さになり、期待が高くなれば、執着も深くなります。

喧嘩やイライラに振り回されているときは、自分の欲求が優先されるため、相手の姿はほとんど見えていないものです。

そのような状況への対策として、男性と女性の違いを理解する道をご提案しました。

同時に、相手への期待を緩めていくことも大切ですね。

どうぞ、大切な方と仲良くお過ごしください。

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