相手は自分の鏡

この世界でもたらされる縁は、すべて自分が発信源 となって引き寄せています。

人間関係も、自分が放っているエネルギーによって、引き合った結果です。

しかし、だからといって、必ずしもすべてが望ましい関係になるとは限りません。

中には、「出来る事なら一生縁をもちたくなかった」と思うほどの関係もあることでしょう。

悩みのほとんどは、人間関係だと言われますね。

嫌な人とどのように関わっていけばよいのか、現在もお悩み中の方が多いと察します。

「相手は自分の鏡」という名言があります。

言葉のとおり、相手は自分を映す鏡という意味です。

「そう言われても、相手と私はまったく似ていないんだけれど・・・鏡?」

私も、初めは納得できませんでした。

大学で心理学の「投影」を学び、名言が意味する「自分を映す鏡」が、何を表しているのか、ようやく理解できたのです。

相手は自分を映す鏡とは、「相手に見出す要素は、自分の中にある要素」ということです。

今回は、投影を詳しくお伝えする内容です。

その中で、一般にはあまり語られていない、「もう一つの投影」についても触れています。

参考までに、投影によって私自身が得た気づきも、最後に添えさせていただきました。

Point

◆ 2種類の投影について

◆ 陰陽の法則との関係

◆ 投影から得る学び

 ※この記事は3分で読み終えられます

投影とは

人間の関係性について学んだことがある方は、心理学でいう「投影」を、すでにご存知だと思います。

投影とは、「自分にある認めがたい要素を、他人のものと見て自分を守ること」であり、心理的防衛の一つです。

そのため、相手と自分には、必ず共通する要素があると言われています。

共通する要素があるという点では一つにまとめられますが、厳密にいうと、投影は2つのパターンに分かれます。

それは「類似による投影」「相補による投影」です。

一般に知られているのは前者ですが、それだけでなく、補い合う投影もあるのです。

相補の投影とは

どう考えても、同じ要素があるとは思えない
むしろ「正反対」では?と思う
それなのに、なぜこの人に出会ったのだろう

これが、相補による投影です。

相補による投影とは、自分が極端な価値観に偏っている場合に起こる投影 です。

たとえば、職場にとても有能なリーダーがいるとしましょう。

熱心に仕事をこなして、大きな成果も出しているのに、その人の周囲には、なぜか結果を出せない人ばかりが集まります。

波動の法則で考えても、引き合う要素があると思えないタイプが集まることに疑問を抱かれるでしょう。

このような現象が起こるのは、リーダーの中にある「有能であること」への 強いこだわり が理由です。

波動の法則に照らし合わせると、強いこだわりは、「無能は許さない」というエネルギーを生み、そのエネルギーに引き寄せられて、結果を出せない人たちが集まります。

リーダーが投影しているのは、「有能はよい、無能はダメ」という 信念 です。

「有能」な自身に対して、相手は逆の「無能」と映し出しているのです。

「リーダーは、深層では自分を無能だと怯えており、それを投影したのでは?」

このように思われる方がいるかもしれませんね。

確かに、その可能性は否定できません。

その場合は、一般に言われる(類似の)投影になるでしょう。

ただし、すべてがそうであるとは言えません。

なぜなら、この世界には、次に説明する陰陽の法則が働いているからです。

陰陽の法則との関係

相補の投影は、陰陽の法則とも深く関係 しています。

陰陽の法則を詳しく知りたい方は、こちらをご覧下さい。

 陰陽の法則は、対極する二面性を帯びることによって全体のバランスをとる法則ですが、それは 「個」のみならず「集団」にも適用 されます。

今回のケースでいうなら、職場という コミュニティの中で、極度に偏る強いエネルギーのタイプがいると、全体を中心に戻すために、対極の性質をもつ人が同じだけのエネルギー量、登場する ことになるのです。

家庭内でも、ポジティブエネルギーに偏りすぎるメンバーがいると、他の誰かがネガティブエネルギーを引き受けることがありますよね。

広くみれば、宇宙全体もこのようにバランス(秩序)を保っています。

相手は「気づきの提供者」

ここで、私自身が相補の投影によって得られた気づきを一つご紹介したいと思います。

私は、子どものころから威圧的な人が苦手でした。

それは、父が威圧的な人だったからです。

手をあげられたことはありませんが、とても厳しく育てられました。

私にとって、父の存在は「恐怖」と「嫌悪」の対象でしかありませんでした。

そのため、威圧的な性質を極度に嫌い、必至に抵抗しながら、「優しさ」こそが人間の最高価値だと信じてきたのです。

結果、人生の中で何度もキツイ人を引き寄せてきました。

逃避を繰り返したものの、そこから何も学ぼうとしないため、同じタイプの人がどこまでも追いかけてきます。

逃げ続けるのに疲れた私は、観念して向き合うことにしました。

その時、私が取り組んだのはこの2つです。

  • 自身の極端な価値観のルーツである、亡き父と心理的な和解を試みる
  • 一面だけを見て相手を判断する、それまでの見方を手放す

このようなアプローチを繰り返すことにより、威圧的な人への拒絶を和らげていきました。

不思議なことに、あれだけ苦しめられ続けたタイプの人に、今ではまったく出会いません。

このように、嫌だと思う人は、あなたに何かを気づかせるために現れています。

本質的なことを言うと、あなたの潜在意識(魂)が、それを望んでいる のです。

最後に・・・

防衛という表現のように、心理学でいう投影は、自身の中にある認めがたい(ネガティブ)要素を表すといわれます。

投影という「行為」だけをみれば、実際には、好ましい要素も相手に映し出しています。

簡単にいうと、自分にある要素が、「センサー」として機能し、同じあるいは対の要素に「反応」するのです。

今回は、巷で言われる投影とは異なる、相補の投影について述べました。

投影の観点から、相手と自分との関係性を考えるときは、このように、類似と相補の両面から検討すると、何か気づきがあるかもしれません。

類似の投影であっても、相補の投影であっても、自分の中にある要素や信念を映し出した結果です。

そこに、自身を知るヒントがあるでしょう。

人こそ人の鏡

どれほど嫌いな人でも、許せない人でも、「何か」に気づかせてくれる相手です。

それは、自分らしさに還るために必要 な縁。

けれども、向き合うか否かは自分で決められます。

「向き合わなければ」より、「向き合おう」と自然に思えたときが、その方にとって最適な学びのとき なのかもしれませんね。

ちらに参加しています。
お役にたてましたら応援いただけると嬉しいです。

Share the message please.
Tweet about this on Twitter
Twitter
Share on Facebook
Facebook
Share on Google+
Google+