許せない気持ち

許せない気持ちについて、本当は「許したい」のか「許したくない」のか。

それを知ることが先だと、こちらではお伝えしました。

今回は、許したいけれど許せない方に向けた内容です。

許せないという気持ちを纏う、主な感情は「怒り」。

怒りは、直接的な感情ではなく、「代替感情」です。

つまり、本当の感情の、身代わり(盾)として表れている、感情なのです。

怒りの裏側に、自分が大切にしたい「何か」がある

それに気づくための方法を、お伝えします。

Point

◆ 怒りの裏側を知る分析法

◆ 許せない真の理由

◆ 根本にある「種」の存在について

 ※この記事は2分で読み終えられます

怒りの裏側を知る方法

怒りの裏側には、何があるのでしょうか。

それを知るため、当時の出来事を、4つのステップで振り返ります。

1.相手が与えた不快(傷つけられたこと)は何か
何年にもわたり、姑からダメな嫁だと言われ続けた 

2.それにより、自分の何を粗末に扱われたと感じているのか
家事も育児も「努力した」のに、「低い評価」を受けた 

3.本当は、相手にどうしてもらいたかったのか
家族のために頑張っている私を、わかってもらいたかった

4.その思いのベースにあるのは何か
自分に自信がないから、人からの評価がとても気になる
 ↓
(なぜ自信がないの?)
 ↓
親に認めてもらえなかった過去の記憶(ベース)

許せない怒りの裏側には、傷つけられたという感情があります。

例では、「努力した自分を、認められなかった(わかってもらえなかった)こと」に傷ついたのでしょう。

傷つけられたという思いは、「心の痛み」であり、多くは「哀しみ」を込めた感情です。

そして、ルーツを辿ると、ベースにあるものが見えてきます。

許さないことで守っているもの

許したいのに、許せない気持ちのまま。

それは、自分の大切なものを「粗末に扱われた」 と感じているからです(2)

大切にしている宝物を、めちゃくちゃにした相手。

大切な人を、ひどく悲しませた相手。

これらの場面で、怒りが湧くのと同じ原理です。

上に示した例は、物や他者という、外的な対象(=所有)です。

ところが、自分の価値そのものと言える 特性や能力 など、内的な対象(=存在)になると、怒りは増幅 します。

相手を許すことは、粗末な扱いを正当化する(受け容れる)こと になる。

それは、自分の価値を下げることと同じ ことになります 。

つまり、許せないのは、許さないことで、自分の価値を守っている とも言えるのです。

許せない気持ちを手放す【1】で、疾病利得の話をしました。

これが、許さないことによる、心理的な利得です。

種が残れば生る実は同じ

内省を進めると、背後にある「未完の欲求」に気づきます(3)

さらに掘り下げれば、欲求のベースとなる、「根っこ」が見えてきます(4)

許せない気持ちに至った出来事を、一つひとつ分析してみると、反応を生む「種」に出合います。

それは、置き去りのままになっている、過去の感情 です。

感情の種が発芽し、伸びた枝の先に、許せない出来事という実(現実)が生るのです。

種をそのままにすれば、今後も同じような実が生り続ける可能性があります。

そのため、ベースにある感情に気づき、しっかりと味わって癒す

これが、許しに向けた一つ目のステップです。

最後に・・・

許せない気持ちの、中心にある感情は「怒り」。

怒りの裏には、傷つけられたときの「哀しみ」がいます。

哀しみを伴った現実は、置き去りにされた過去の感情が種になっていました。

過去に起きた出来事(種)
 ↓
現実に起きた出来事(実)

認められない哀しみという遺伝子をもった種は、そのとおりの実を生み続けます。

必要のない種は、土からやさしく出してあげましょう。

強いエネルギーを放つ怒りを抱え続けるのは、とても苦しいことです。

けれど、それほどのリスクを冒してでも、守りたいものがあったのです。

それは、自分が大切にしたかったもの。

どのような感情も、心の深層を忠実に表しています。

怒りの裏側にある傷つきを知り、置き去りにされた過去の感情を発見して下さい。

次回は、感情を開放する方法をお伝えします。

こちらに参加しています。
お役にたてましたら応援いただけると嬉しいです。

Share the message please.
Tweet about this on Twitter
Twitter
Share on Facebook
Facebook
Share on Google+
Google+